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ドーブル+ベトベトン:ドブベトンの害悪構築

ダブルバトル
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ポケモン紹介

コンセプト:ムラっけ × かがくのちから!

~回避しながら能力アップを狙うトリッキー構築~

今回ご紹介するのは、運要素も絡みつつ爆発力のある構築――「ムラっけ × かがくのちから」を活かした戦法です!

キーポケモンは、ドーブルとベトベトン。

ドーブルの特性「ムラっけ」は、毎ターンいずれかの能力が1段階上がり、別の能力が1段階下がるというギャンブル性能。これをベトベトンの「かがくのちから」でコピーすることで、安全に能力上昇を狙えるのがこの構築の面白さです。

さらに、「ちいさくなる」を使うことで回避率もアップ。相手の攻撃をかわしつつ、運よく特攻や素早さがどんどん上がれば、止められない強さを発揮します。

また、強化した能力を「じこあんじ」や「きょうえん」で味方にコピーできる点もこの構築の魅力のひとつ。耐久や回避を活かしつつ、じわじわと有利な展開に持ち込むことで、長期戦にも対応できます。

もちろん、対策されると一気に厳しくなる面もありますが、決まったときの爽快感と、試行錯誤する楽しさはピカイチの構築です!ビエラさんの動画を参考にしました。

図鑑・種族値:ベトベトン

アローラベトベトンは、第1世代から登場しているベトベトンのリージョンフォームで、第7世代『サン・ムーン』から新たに登場した姿です。原種のどく単タイプに対して、アローラの姿では「どく・あく」という複合タイプとなっており、そのタイプ変更が非常に優秀です。

特に注目すべきは、**特性「かがくのちから」**です。これは、ダブルバトルで味方のポケモンが倒れた際に、そのポケモンの特性を引き継ぐという効果を持っています。同様の効果を持つ「レシーバー」と並び、特定の構築やコンボで非常に強力な立ち回りが可能になる特性です。今回のように「ムラっけ」をコピーして能力上昇を狙う構築はもちろん、他にも様々な特性と組み合わせた戦術が考えられ、戦略の幅が広がります。

また、アローラベトベトンはタイプ面でも優秀です。あくタイプが追加されたことで、「いたずらごころ」による「ちょうはつ」などの変化技を受け付けなくなり、サポート妨害を受けにくくなっています。さらに、弱点が「じめん」タイプのみというのも大きな利点。抜群を取られにくいため、場持ちがよく、安定感のある立ち回りが可能です。

耐久面にも注目です。もともと特防とHPが高く、どくタイプとしての耐性も相まって、攻守のバランスに優れています。「ちいさくなる」で回避率を上げながら、運が良ければステータスもどんどん上昇し、まるで手がつけられないような強さを見せてくれます。素の性能の高さと、運要素を組み合わせたこの型は、まさにトリッキーで面白い使い方といえるでしょう。

図鑑・種族値:ドーブル

ドーブルは、第2世代『金・銀』から登場したポケモンです。見た目はお絵描き好きなイヌのようですが、その真価は唯一無二の固有技「スケッチ」にあります。

「スケッチ」は、一度使うことで相手が最後に使った技を自分の技として永久にコピーできる、非常に特異な技です。これにより、ドーブルはほぼすべての技を覚えることが可能になります。中には伝説ポケモンの専用技すらスケッチ可能なものもあり(※一部の技は除く)、その技範囲はまさに底なし。アイデア次第でどんな型にもなれる、無限の可能性を秘めたポケモンです。

ただし、種族値はかなり低めで、合計250という数値はランクバトルで使用されるポケモンの中でも最下層クラスです。特に耐久面は紙同然なので、うまく使うにはサポートや守りの手段が必須になります。しかし、それを補って余りあるのが技の多様性。
トリッキーな技構成やギミック重視の構築においては、他のポケモンにはできない唯一無二の役割を持たせることができます。

また、ドーブルは素早さ種族値が75と、見た目の印象以上にそこそこ速いのもポイントです。最速調整すれば、想像以上に多くのポケモンの上を取ることができ、「ねこだまし」や「ちょうはつ」、「このゆびとまれ」などのサポート技を先手で決めることが可能です。相手にとっては予測しづらく、厄介な存在になること間違いなし。

構築のなかでは、ギミックの始動役として、あるいは相手の出方を乱すかく乱役として、大いに活躍してくれるでしょう。運用にはややクセがありますが、扱いこなせばこれほど面白いポケモンもいません。

使い方

特性:かがくのちから+ムラっけ

ベトベトン:かがくのちから!

  • どくしゅ:相手に直接攻撃をすると、30%の確率で相手を『どく』状態にする
  • くいしんぼう:通常より早く、HPが最大HPの半分以下になると『きのみ』を使う
  • かがくのちから(夢):場にいる味方のポケモンが『ひんし』状態になった時、自分の特性がそのポケモンと同じ特性になる。場から離れると元に戻る(ダブルバトル用)

ダブル専用特性で「かがくのちから」です。こういう特性を活かせるのがダブルの面白みですね。

ドーブル:ムラっけ!

  • マイペース:こんらん状態にならない。相手の特性『いかく』の効果も受けない。
  • テクニシャン:威力が60以下の技の威力が1.5倍になる。
  • ムラっけ(夢):毎ターン終了時、『こうげき』『ぼうぎょ』『とくこう』『とくぼう』『すばやさ』いずれかのランクが2段階上がり、別のランクが1段階下がる。

「ムラっけ」を引き継ぎたいので、特性は「ムラっけ」一択です。

努力値・性格

ベトベトン:自由!!

ムラっけで能力上昇がわからないので、やりたいように努力値を振るのがいいですね。小さくなるが多く積めるよう、耐久ベースが使いやすいのかな?

ドーブル:HSベース

火力は期待していないので、上から行動できる素早さが重要。
そして、「このゆびとまれ」で2体の攻撃を吸ってほしいのでHSベースがおすすめ。

技構成:攻撃技は1つでもOK

  • はたきおとす【あく 威力65】
  • ヘドロばくだん【どく 威力90】
  • どくどく
  • ちいさくなる(必須)
  • まもる
  • とける

ドーブルの「ムラっけ」をベトベトンの「かがくのちから」で引き継ぎ、「ちいさくなる」で回避率を2段階上昇!ターンを稼ぎながら能力を強化し、相手を翻弄する戦法です。

必須技は「ちいさくなる」と「まもる」。さらに、「どくどく」で持続ダメージを与えつつ、粘り強く戦えます。メインウェポンは「はたきおとす」や「ヘドロばくだん」がおすすめ。「はたきおとす」は火力も高く、相手のアイテムを落とせるので採用必須レベルです!

  • ねこだまし
  • このゆびとまれ(必須)
  • ワイドガード
  • きのこのほうし
  • かえんのまもり
  • ちょうはつ

。特に「このゆびとまれ」はベトベトンを安全に展開しつつ、早めに退場できるので必須レベル。他にも「ねこだまし」で守ったり、「ワイドガード」で全体技対策をするのもアリです。

持ち物:ともに耐久勝負!

ベトベトン

  • たべのこし
  • くろいヘドロ

くろいヘドロ使用時はテラスタルのタイプに注意です!(毒以外では継続ダメージになってしまいます。ミスりましたw)

ドーブル

  • きあいのタスキ
  • メンタルハーブ

行動保証ができるアイテムがおすすめ。2体分のダメージを受けきりたいので、基本的に「きあいのタスキ」でよさそう。

テラスタイプ:耐性テラスでOK

ベトベトン

  • ゴースト
  • みず
  • くさ

耐性テラスが優秀。抜群タイプを避けるものにするか、「ねこだまし」「せいなるつるぎ」対策のゴーストにするかは悩むところ。

ドーブル

  • あく
  • ゴースト

特性「いたずらごころ」の影響を受けないあくテラスが一番のおすすめですね。「ねこだまし」対策のゴーストも悪くないと思います。

使ってみました

僕の育成論

ベトベトン

  • 努力値:H252-B252-D6
  • 技構成:はたきおとす、どくどく、ちいさくなる、まもる
  • 持ち物:たべのこし
  • テラスタイプ:ゴースト

HBベースで耐久を上げてとにかく「ちいさくなる」を3回積めるように育成してあります。

ドーブル

  • 努力値:H252-A6-S-252
  • 技構成:ねこだまし、きのこのほうし、このゆびとまれ、
  • 持ち物:きあいのたすき
  • テラスタイプ:あく

「このゆびとまれ」で早めの退場必須。「ワイドガード」がほしい場面も多々ありました。

後続にクレセリア・カラミンゴの編成で戦っていました!(余裕があれば構築記事も書きます)

強いところ:攻撃を避けながら能力上昇

この構築の序盤の動きとしては、ドーブルが「このゆびとまれ」で攻撃を引きつけ、その間にアローラベトベトンが「ちいさくなる」を使用することで、確実に1回は回避率を上げることができます。
相手の並びがアタッカー+サポーターのような構成であれば、何度か「ちいさくなる」を積むチャンスが生まれます。その間にドーブルが倒されたとしても、ベトベトンが「かがくのちから」でドーブルの「ムラっけ」を引き継ぐことができれば、準備は万端。

あとは、回避率とステータスの上昇を活かして、「どくどく」や「はたきおとす」といった搦め手でじわじわと相手を追い詰めていきます。命中率の壁を前に、相手の攻撃は次第に当たらなくなり、精神的にも消耗させることができます。

さらに、構築の中に特性「きょうえん」や技「じこあんじ」を使えるポケモンを採用しておけば、なんと回避率+6のポケモンを2体並べることも可能になります。これにより、相手にとっては技が当たらない・突破できない、まさに絶望の盤面が完成します。

あとは、好きなように戦うだけ。こちらは回避し、相手の攻撃が運良く当たってしまっても、「ムラっけ」で上がった防御や特防のおかげで意外と耐えてくれたりもします。
「攻撃が当たらない」「倒そうとしても倒せない」――まさに“害悪”とも呼ばれるようなコンボが、ここに完成しました。

味方に特性「きょうえん」「じこあんじ」を覚えるポケモンを配置することで回避率+6のポケモンが2体登場します!あとは好きに戦うだけ!回避さえすれば勝てる、当たってもムラっけ次第では耐える!害悪コンボの完成です。

弱点・注意点

もちろん、完璧な構築というわけではありません。この構築には明確な弱点も存在しており、特に以下の点には注意が必要です。

まず大きな天敵となるのが、環境でも使用率の高い**ガチグマ(アカツキのすがた)**です。ガチグマは特性「しんがん」を持っており、これは相手の回避率の変化を無視して必ず攻撃を命中させるというものです。そのため、いくら「ちいさくなる」や「ムラっけ」で回避率を積んでも、一切意味がありません。
ガチグマ側は火力も非常に高く、こちらの能力上昇具合によっては耐えることもありますが、基本的にはワンパンされる可能性が高く、回避構築にとっては相性最悪の相手です。

また、技によって対策されるパターンも多くあります。特に厄介なのが、能力上昇を無視・解除する技です。たとえば:

  • パオジアンの「せいなるつるぎ」
    → 相手の防御ランク補正を無視してダメージを与えるため、こちらがいくら防御を上げていても意味がありません。
  • モロバレルコータスがよく覚えている「クリアスモッグ」
    → こちらの能力上昇をすべてリセットしてしまう技で、「ちいさくなる」や「ムラっけ」で積んだ努力が水の泡になります。
  • 「くろいきり」を使われた場合も同様に、能力変化をすべてリセットされてしまいます。

これらの技は、寿司構築(シャリタツ+ヘイラッシャ)対策として環境に自然と組み込まれていることも多く、回避積み構築にとっても巻き添えで刺さってしまう場面が少なくありません。
一度リセットされた後、もう一度積み直すにはかなりのターン数とサポートが必要で、その間に押し切られてしまうこともあります。

このように、特性や技でピンポイントに対策されると厳しい面はありますが、だからこそ決まったときの爆発力や爽快感は抜群。メタられにくい相手には無類の強さを発揮できる構築です。

まとめ

害悪すぎるけど、楽しすぎる!

とにかく、相手の攻撃をひたすら避けまくるのがめちゃくちゃ楽しい!
もちろん、やられる側はたまったもんじゃないと思いますが……(すみません、笑)。ただ、この理不尽さも含めてクセになる魅力があります。

実際に使ってみると、「あ、ここが弱点なんだな」「このポケモンは苦手だな」ってことも肌で感じられるので、もしドブベトン構築に負けてモヤモヤしたことがある人は、ぜひ一度使ってみてほしいです。
そうすれば、この構築の強さと弱さ、そして何より楽しさが実感できるはず。

「おすすめ構築です!」と胸を張って言えるようなものではないかもしれませんが(笑)、面白さは保証します。
質は悪い。でも、それがいい。
そんなギルティプレジャーな魅力が詰まった構築です!

その他の構築の紹介ページはこちら

コンボ構築
トリル構築
構築紹介

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