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『ぽこあポケモン』DLC「ブクブクうみぞこの街」— 整地にハマって気づけば環境レベル7

ゲーム評価
  • 『ぽこ あ ポケモン』(Pokémon Pokopia)
  • ジャンル:スローライフ/サンドボックス(ポケモンシリーズ初のスローライフ系スピンオフ)
  • 発売日:2026年3月5日/開発:ゲームフリーク・コーエーテクモゲームス オメガフォース/販売:任天堂・株式会社ポケモン
  • メタスコア:90点(57媒体、肯定的評価96%。2026年発売タイトル中最高評価、歴代ポケモンシリーズ最高評価)
  • 今回紹介するDLC第1弾「ブクブクうみぞこの街」配信日:2026年8月5日

『ぽこあポケモン』のDLC第1弾「ブクブクうみぞこの街」に足を踏み入れた瞬間、新しい街のドキドキ感に包まれた。本編とはまた違う水中の世界に来た実感があり、まずは草むらを作って、何が来るのか、何が作れるのかを試すところからスタート。DLCで新しく導入された共有装置のおかげで序盤の準備がスムーズに進み、迷わずに手を動かせたのがありがたかった。そうして軽い気持ちで始めたはずが、そこから思いがけず「整地」にどっぷりハマっていくことになる。

DLC「ブクブクうみぞこの街」で水中の街づくりが始まる

「ブクブクうみぞこの街」は、アシマリと出会い、水没して荒れ果てた街を水中の快適な都市へと作り変えていくDLC第1弾。水中環境専用のポケモン生息地が追加されるほか、真っ暗な「深海」エリアが存在し、発光家具を設置して周囲を照らしていく仕組みが特徴だ。プレイには拡張パスの購入に加え、本編クエストのクリアと新わざ「ダイビング」の習得が必要になる。陸上の街づくりとは勝手が違う「水中」という舞台設定が、後述する整地の面白さにも大きく関わってくる。

街づくりよりも「整地」そのものが一番の沼だった

『ぽこあポケモン』で一番ハマったのは、実は街づくりの本筋よりも「整地」そのものだった。気づけば数日にわたって、ひたすら地面をならす作業に時間を溶かしていたくらいだ。

隆起地形との格闘

うみぞこの街には道路の高さが大きく変化する隆起地形が多く、どこまで山を削ればいいのか毎回悩んだ。削りすぎれば街としての表情が失われてしまうし、削らなければ道路も家も無理な形になってしまう。何度も試しながら、最終的には元の地形の雰囲気を残しつつ、最低限平らにするところで折り合いをつけている。正解のない作業だからこそ、削っている間は何も考えずに没頭できた。地上エリアでも同じ感覚で整地していたら水面がいびつになってしまい、「地上はあまり触らない方がいい」という自分なりのルールが生まれたのも面白い発見だった。

掘り進めた先の思わぬ発見

整地を進めている途中で隠し部屋を発見し、中からレアアイテムが出てきたときはテンションが上がった。何気なく削っていた壁の向こうにこうした仕掛けが隠れていると分かると、次はどこに何があるんだろうと、また整地の手が止まらなくなる。水中エリアならではの発見や小さなアクシデントもある。壊したものがその場に残って吸い込むまで見た目が汚くなったり、整地に夢中になりすぎてポケモンセンターに水が入り込んでしまったりしたこともあった。焦って直す羽目にはなったが、こういう失敗も含めて整地の魅力の一部になっている。

積み重ねが報われる瞬間

地道な整地を続けた先で、スーパーや研究所のような広いスペースが必要な大型建築が思った以上に大きく、事前に整地しておいて良かったと実感する場面が何度もあった。地道な作業がそのまま後の街づくりの土台になっているのを実感できる瞬間でもある。環境レベルがなかなか上がらずもどかしい時期もあったが、そのぶん発電施設や大型建築が次々と完成して環境レベル6に届いたときの喜びは大きかった。家を建ててポケモンを住まわせれば環境レベルがさらに上がり、元いた住処に新しいポケモンがやってきそうな予感もあって、整地から街づくりへと自然に気持ちが循環していく作りになっている。

水中ならではの「不便さ」にはやや手こずった

整地や街づくりが楽しい一方で、水中エリアならではの不便さに手こずる場面もあった。

特に電気の供給には悩まされた。地上なら水力発電に頼れる場面も、海中エリアでは水力発電が使えない。建物に電気を通せば内装がぐっと良くなるのは分かっていたのに、その手段が限られているのはもどかしかった。結局、火力発電と風力発電の施設を建てて電気を十分に確保することになったが、それまでは電気が足りずに困る時間が続いた。発電施設という選択肢に気づいてからは一気に解決したものの、水中エリアだからこそ当たり前だと思っていた発電方法が封じられる感覚は、この街ならではの学びだった。

また、海の宝物探しにも最初は腰が重かった。ダウジングで掘り当てる方式に慣れるまでは、なんとなく面倒に感じていた。ところが実際に使ってみると、スターミーを呼ぶためのボールの置物を全種類集められ、攻略サイトを見なくてもゲーム内のヒントだけで見つけられる親切設計だと分かった。最初のハードルさえ越えれば、不便さも含めて水中生活の一部として楽しめるようになった。

こんな人におすすめ

『ぽこあポケモン』DLC「ブクブクうみぞこの街」は、バトル要素がない分、じっくり自分のペースで街を作り込みたい人に向いている。特に、効率よく進めるタイプよりも、地形をいじること自体を楽しめる人、多少遠回りしても納得いくまでやり込みたい人におすすめしたい。隆起地形の削り具合に悩んだり、隠し部屋を見つけて喜んだりする時間そのものを楽しめるかどうかが、このDLCを心から満喫できるかの分かれ目になりそうだ。逆に、テンポよくどんどんクエストを消化していきたい人にとっては、整地に時間を溶かしすぎてしまうかもしれない。まだプレイしたことがない人は、まず草むらを作るところから始めて、自分のペースで水中の街を育ててみてほしい。

まとめ

整地にハマって気づけば環境レベル6。やろうと思っていたこと以上に時間を使ってしまったが、それだけやり尽くした満足感がある。電気の供給に悩んだり、宝物探しを面倒に感じたりしたことすら、今では良い思い出だ。『ぽこあポケモン』のDLCは、街づくりよりも整地そのものに沼らせてくる、そんな体験だった。

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