導入(コンボのコンセプト)
今回紹介するのは、エルフーン+メガリザードンYの並び。「ダブルバトルのコンボまとめ」の記事で「強い王道コンボ」の1つとして挙げた組み合わせで、自分も実際に使っている。
やっていることは3段階。
- エルフーンが特性いたずらごころで、おいかぜを先制で張る
- リザードンがメガシンカして、特性ひでりで晴れにする
- 素早さ2倍・晴れで威力1.5倍になったねっぷうで、相手2体をまとめて焼く
使っていていちばん気持ちいいのは、まさにこの流れで相手の並びを一掃できたとき。おいかぜで相手より先に動けて、晴れで強化されたねっぷうが2体に入る。準備が整った状態のメガリザードンYは、ダブルではかなりの制圧力がある。
自分はこの2体を初手ではなく、後発で出している。
本編(コンボの仕組み)
2体の型
メガリザードンY(ほのお/ひこう)
- 特性: ひでり(メガシンカ後) / 持ち物: リザードナイトY
- 技: ねっぷう / ソーラービーム / パワージェム / まもる
- 能力ポイント: とくこう32・すばやさ32(最速)

ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの商標です。
エルフーン(くさ/フェアリー)
- 特性: いたずらごころ / 持ち物: いのちのたま
- 技: ムーンフォース / おいかぜ / アンコール / まもる
- 能力ポイント: とくこう32・すばやさ32(最速)

ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの商標です。
2体とも、とくこうとすばやさに全部振った攻撃的な配分にしている。特にエルフーンは、補助役として耐久に振るのではなく、いのちのたまを持たせてムーンフォースで殴る型。理由ははっきりしていて、メガガブリアスZ対策のため(詳しくは強み3で)。
強み1: いたずらごころで、おいかぜを先に張れる
おいかぜは、使ったターンを含めて4ターンの間、味方全体の素早さを2倍にする技。エルフーンの特性いたずらごころは、変化技の優先度を1つ上げるので、おいかぜは相手のほとんどの攻撃より先に決まる。
素早さを実数値で見ると、効果がよくわかる。
- メガリザードンY(最速): 167 → おいかぜ中 334
- エルフーン(最速): 184 → おいかぜ中 368
素早さ種族値100のメガリザードンYは、メガボーマンダ(120)やメガガブリアスZ(151)のような速いメガには、そのままだと抜かれてしまう。おいかぜで334まで上がれば、ほとんどの相手より先にねっぷうを撃てるようになる。
強み2: 晴れで、ねっぷうとソーラービームが強くなる
メガリザードンYはメガシンカした瞬間に晴れを呼ぶ。晴れの中では、ほのお技の威力が1.5倍になる。ねっぷう(威力95)は相手2体に当たる全体技なので、晴れの中ならダブルでも十分な火力になる。
ソーラービームは、普段は1ターン溜めが必要な技だが、晴れの中なら溜めなしで撃てる。ほのお技が効きにくいみずタイプやいわタイプへの返し技になる。
パワージェム(いわ)は、ほのお技が通りにくいほのおタイプへの打点。ウルガモスのような、いわ技が4倍で入る相手にも使える。
強み3: エルフーンがメガガブリアスZを殴れる
エルフーンにいのちのたまを持たせているのは、使用率6位のメガガブリアスZを倒すため。
メガガブリアスZはドラゴンタイプで、メガリザードンYのほのお技は半減されてしまう。一方、エルフーンのムーンフォース(フェアリー)はドラゴンに抜群。いのちのたまで威力を1.3倍にしておけば、エルフーン側からしっかりダメージを取れる。
素早さでも、おいかぜが効いてくる。
- メガガブリアスZ(最速): 223(準速でも203)
- エルフーン(最速): 184 → おいかぜ中 368
メガガブリアスZは素早さ種族値151で、使用率50位以内のメガの中でもトップクラスに速い。おいかぜなしでは、最速のエルフーンでも先に動かれてしまう。おいかぜを張ってしまえば、上からいのちのたまムーンフォースを撃てる。おいかぜとムーンフォースが、そのままメガガブリアスZへの答えになっている。
ムーンフォースは、ほかにもあく・かくとうタイプに抜群。メガボーマンダのような、ほのお技が通りにくい他のドラゴンにも打点になる。
アンコールは、相手が積み技やまもるを使った直後に打つと、その技を数ターン繰り返させられる。おいかぜのターンを稼ぐうえでも役に立つ。ただし、いたずらごころで優先度が上がった変化技は、あくタイプには効かない。ガオガエンやドドゲザン、バンギラスのようなあくタイプに、アンコールは入らない点に注意。
強み4: 後発で出すと、準備が整いやすい
自分はこの並びを後ろから出している。初手で並べると、相手のねこだましやいかくを最初に受けてしまうが、後発なら相手の初手の動きを見てから出せる。相手の数が減ったところで、おいかぜ+晴れねっぷうで残りをまとめて片付ける、という終盤の締め役として使いやすい。
弱点: 天候の上書きと、いわ技
使っていて弱点だと感じているのは、天候の上書きと、いわ技・いわタイプの2つ。
いちばんきつい相手: バンギラス
いちばんきついのは、メガバンギラス。使っていての実感は、リザードンで押しきれないこと。どんな技を撃っても耐えられて、返しのいわなだれで倒される。正直、バンギラスの全部がきつい。
仕様を整理すると、その「全部がきつい」には理由がそろっている。
- 天候を奪われる: 特性すなおこしで、晴れが砂に変わる。晴れが消えるとねっぷうの強化がなくなる
- ソーラービームが撃ちにくくなる: バンギラス(いわ/あく)にはくさ技が抜群だが、砂の中ではソーラービームに溜めが必要になり、威力も半分になる
- ほのお技が通らない: いわタイプなので、ねっぷうは半減。そのうえ砂の中では、いわタイプのとくぼうが1.5倍になる
- いわ技が4倍: リザードンはほのお/ひこうで、いわ技が4倍弱点。いわなだれ・ストーンエッジが飛んでくる
エルフーンのムーンフォース(フェアリー)は、あくタイプを持つバンギラスに抜群で入る。この並びの中では、エルフーン側がバンギラスへの数少ない打点になる。
最近多い: サイコシード持ちのオオニューラ
もう1体、最近よく見るのが、サイコシードを持ったオオニューラ(使用率2位)。これが、おいかぜでも抜けない相手になっている。
オオニューラの特性かるわざは、持ち物がなくなると素早さが2倍になる。サイコシードは、サイコフィールドが張られると使われてなくなる道具。つまり、使用率5位のイエッサン(サイコメイカー)と並べると、場に出た瞬間にシードが消費されて、かるわざが発動する。
- オオニューラ(最速): 189 → かるわざ発動で 378
- オオニューラ(準速): 172 → かるわざ発動で 344
おいかぜ中のメガリザードンYは334。かるわざが発動したオオニューラには、最速でも準速でもおいかぜの上から先に動かれる。最速のオオニューラは、おいかぜ中のエルフーン(368)よりも速い。
しかもオオニューラは、いわなだれ・がんせきふうじといったいわ技を覚える。おいかぜを張って「これで先に動ける」と思っても、オオニューラにはリザードンの4倍弱点を上から突かれる可能性がある。
おいかぜ自体はいたずらごころで先に張れるので、問題になるのは張ったあとの攻撃の順番。オオニューラが出ているときは、リザードンにまもるを使わせる、エルフーンのムーンフォース(かくとう/どくのオオニューラにはフェアリーが等倍)で削る、といった動き方を考えたい。
まとめ
エルフーン+メガリザードンYは、
- いたずらごころの先制おいかぜで、素早さを2倍にして、
- ひでりの晴れで、ねっぷう・ソーラービームを強化し、
- 相手より先に、全体技のねっぷうで2体まとめて焼く
という、準備が整ったときの爆発力が魅力の並び。自分は後発で出して、終盤にまとめて片付ける形で使っている。
一方で、リザードンの技をすべて耐えていわなだれで返してくるバンギラスと、おいかぜの上から動いてくるかるわざオオニューラは、この並びの天敵。特にオオニューラは「おいかぜを張れば勝ち」という前提そのものを崩してくるので、数字で見て改めて厄介さがわかった。
この2体への答えを、後ろのポケモンや立ち回りでどう用意するかが、これからの課題になりそうだ。
参考情報源
- エルフーンの種族値・技|ポケモン徹底攻略(素早さ実数値・覚える技)
- リザードンの種族値・技|ポケモン徹底攻略(メガリザードンYの種族値・素早さ実数値)
- オオニューラの種族値・技|ポケモン徹底攻略(素早さ実数値・かるわざ・いわ技)
- 使用率ランキング(ダブル)|ポケモン徹底攻略(使用率の順位。データ最終更新 2026/10/07)
- Pokémon Champions 公式サイト(著作権表記の確認元)


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