導入(構築コンセプト)
この構築の主役は、ガブリアス+メガボーマンダ、通称「ガブマンダ」。
- ガブリアス(ドラゴン/じめん): さめはだ / いのちのたま / じしん・げきりん・いわなだれ・まもる
- メガボーマンダ(ドラゴン/ひこう): スカイスキン / ボーマンダイト / ハイパーボイス・りゅうせいぐん・ねっぷう・まもる
トリックルーム軸での迷走を経て、この2体を初手に出す形が固まってからは一度も軸を変えていない。制圧力が高く、初手に出しても後から出しても活躍できる柔軟さがあり、いろいろな構築と当たる中でも、小手先のギミックではなく純粋なパワーで押し切れる。この編成でマスターボール級で11連勝、自己最高レート1837まで到達し、PJCS予選・グローバルチャレンジにもこのまま参加した。
残る4体は、ガブマンダを初手で通すため、あるいはガブマンダが苦手な相手を肩代わりするための脇役。
- サーフゴー(はがね/ゴースト): おうごんのからだ / こだわりスカーフ / ゴールドラッシュ・シャドーボール・10まんボルト・きあいだま
- ミロカロス(みず): かちき / たべのこし / れいとうビーム・だくりゅう・いのちのしずく・まもる
- ドドゲザン(あく/はがね): まけんき / ヨプのみ / ふいうち・アイアンヘッド・まもる・ドゲザン
- キュウコン(アローラのすがた、こおり/フェアリー): ゆきふらし / きあいのタスキ / マジカルシャイン・オーロラベール・まもる・ふぶき

ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの商標です。

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本編(選出・立ち回り)
ガブマンダにたどり着くまで
メガグソクムシャ+トリル軸で選出・展開が決まらず迷走した後、メガセグレイブ+Aキュウコンの雪壁軸に手応えを感じて方向性が固まりかけた。ただしそこからリキキリンをミロカロスに差し替えたところ、グソクムシャ(メガ前)・イダイトウ・ミロカロスと水タイプが3体重なってしまい、電気・草タイプに一気に崩されるのではという新たな不安が出てきた。
そこでサーフゴー・ガブリアス・ガオガエンを新規投入し、メガグソクムシャ・オオニューラ・イダイトウ・リキキリンを外して大幅に編成を組み直した。ここでガブリアスが編成に加わり、勝ち筋・選出の通りやすさが上がった。さらにメガセグレイブをメガボーマンダに変更したところ、さらに手応えが良くなり、「ガブマンダ」の形が完成した。特性スカイスキンでハイパーボイス(本来ノーマル技)が威力1.2倍の飛行技になる点が大きく、りゅうせいぐん・ねっぷうと合わせて打点の幅が広がった。じめんタイプを完全無効化できるのも地味に効いている。
以降、あまり選出しなかったガオガエンをドドゲザンに変更するなど脇の駒は何度か入れ替えたが、ガブマンダという軸そのものは一度も変えていない。
この組み合わせは、誰かの構築を真似たわけではなく、自分で理論を組み立てて行き着いたもの。発想の核にあったのは「ダブルバトルは制圧力。高火力アタッカー2体で相手を崩す」というシンプルな考え方で、タイプ相性の補完から逆算したわけではない。結果的にドラゴン×ドラゴンという同タイプの並びになったが、それより先に「2体とも高い打点を持つアタッカーであること」を優先した発想だった。
ガブマンダの育成方針
ポケモンチャンピオンズでは、努力値の仕様が変わり「能力ポイント」という名称で、1ポイント振ると実数値が1上がる方式になった(上限は1ステータスあたり32ポイント、個体値は廃止)。この構築のガブマンダも、この新方式で組んである。
ガブリアス(ようき / こうげき32・すばやさ32振り)。 じしん・げきりん・いわなだれと物理技しか採用していないので、とくこうを完全に切って、こうげき・すばやさに全振り。ようきで素早さを上げつつ、いのちのたまで火力を底上げする物理アタッカー型。
メガボーマンダ(ひかえめ / とくこう32・すばやさ32振り)。 ハイパーボイス・りゅうせいぐん・ねっぷうと特殊技だけの構成なので、ガブリアスと対称的にとくこう・すばやさへ全振り。ひかえめでとくこうを伸ばし、スカイスキンで底上げされたハイパーボイスの威力をさらに乗せる狙い。
物理・特殊で完全に役割を分けたことで、相手はどちらの型のアタッカーにも同時に対応しなければならなくなる。これも「ガブマンダ=高火力アタッカー2体」という発想の延長線上にある。
ガブマンダの立ち回り
基本は初手ガブリアス+メガボーマンダ。 あとは相手に刺さっている駒でスイープしていく。いろいろな相手の構築と当たる中で、この2体の制圧力があれば柔軟に対応できるという実感が強い。

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こおり・フェアリー軸の相手には、ガブマンダを同時に出さない。 ガブリアス・メガボーマンダはどちらもこおり(4倍)とフェアリー(2倍)に弱いため、この2体を同時に出さず、「メガボーマンダ+サーフゴー」や「キュウコン+サーフゴー」といったリードに切り替える。相手のメガガブリアスZのような高速特殊アタッカーにも、この使い分けで対応できている。
相手ミロカロスは、ボーマンダを初手に出さずに対応。 一時は「相手のミロカロスが重たい」ことが最大の悩みで、ウォッシュロトムやランターンへの入れ替えも検討した。ただ結局は編成を変えず、ミロカロスの特性かちきによる特攻上昇を避けるためにボーマンダを先に出さず、他の駒である程度削ってから倒しきる立ち回りで対応できている。
軸は変えず、脇の駒を環境対応で入れ替える。 ガオガエン→ドドゲザン→オオニューラ→ドドゲザンという変遷は、いずれも「その時の環境の脅威に対応するため」の入れ替えで、ガブマンダという軸2体は最初から一貫して変えていない。最終的にドドゲザンに落ち着いたのは、オオニューラのエスパー4倍という孤立弱点よりも、ドドゲザンのかくとう4倍(サーフゴーが完全無効・メガボーマンダが半減で受けられる)の方が編成全体でカバーしやすいと判断したため。
ガブマンダを支えるタイプ相性
ガブマンダ最大の弱点は、2体そろって抱える「こおり4倍」。ここが編成全体でいちばん悩ましい急所で、こおり技を持つ相手にはガブマンダの同時出しを避けるという立ち回りで、シーズンを通して運用した。ドラゴン・フェアリーも2体そろって2倍弱点だが、キュウコンがドラゴンを完全無効化できる。
脇の4体の弱点と無効は以下の通り。
- サーフゴー: ほのお・じめん・ゴースト・あく(2倍) / かくとう・ノーマル・どく無効
- ミロカロス: でんき・くさ(2倍)
- ドドゲザン: かくとう(4倍)、ほのお・じめん(2倍) / エスパー・どく無効
- キュウコン(アローラ): はがね(4倍)、ほのお・いわ・どく(2倍) / ドラゴン無効
ほのおは3体が弱点(サーフゴー・ドドゲザン・キュウコン)。 ただしガブマンダとミロカロスの3体は炎を半減で受けられるので、致命傷にはなりにくい。
かくとうはドドゲザンの4倍弱点。 サーフゴーが完全無効、メガボーマンダが半減で受けられ、ドドゲザン自身もヨプのみで一度は軽減できる。この保険があったからこそ、最終的にドドゲザンを選べた。
みず・くさ・でんきへの弱さは、実質ミロカロス1体。 水タイプ過多で心配していた頃と比べ、みずに弱い体がゼロになり、でんきはガブリアスが無効化できる。
無効タイプの組み合わせが優秀。 ガブリアス(でんき)・メガボーマンダ(じめん)・サーフゴー(かくとう・ノーマル・どく)・キュウコン(ドラゴン)・ドドゲザン(エスパー・どく)と、5体が異なる無効を持っており、相手の攻めの選択肢を大きく絞れる。
結果: PJCS予選とグローバルチャレンジ
ガブマンダを軸にしたこの編成のまま、PJCS予選とグローバルチャレンジに参加した。
グローバルチャレンジは12勝6敗で終了。やる時間もなくて、結果も残念。次頑張るぞ!
PJCS予選は、最終的にレート1627・順位6819位。自己最高レート(1837)からは下がった結果になった。原因の一つは、プレイしていた時間帯が早朝すぎて海外の強豪プレイヤーが多く、対応が難しかったこと。ガブマンダの制圧力そのものは通用していたが、相手の読みやリードの巧さに押し切られる場面が目立ち、「構築は悪くないが、プレイングが重要」と痛感するシーズンでもあった。
まとめ
トリックルーム軸での迷走から始まり、雪壁軸の発見、水タイプ過多の気づきを経て、最終的にガブリアス+メガボーマンダという軸(ガブマンダ)を確立した。ここが決まってからは、脇の駒を環境に合わせて入れ替えるだけで、自己最高レート・11連勝、そしてPJCS予選・グローバルチャレンジまで戦い抜けた。
こおり4倍の重なりというガブマンダ自身の弱点は最後まで解消しなかったが、初手の組み方でカバーできることも分かった。一方でPJCS予選という本番では、構築の完成度だけでは押し切れない「プレイングの壁」にもぶつかった。早朝の海外勢との対戦で実力差を実感したのは悔しい経験だったが、ガブマンダという軸を突き詰めた先に見えてきた次の課題として、率直に記録しておきたい。
レギュMC初期シーズンの構築模索は、ここで一区切り。次のシーズンも、まずはガブマンダを軸に考えていきたい。
参考情報源
- メガボーマンダ- ポケモン育成論ソードシールド|ポケモン徹底攻略 (特性スカイスキンの効果)
- 能力ポイントと努力値の違い|ポケモン徹底攻略 (ポケモンチャンピオンズの新能力ポイント仕様)
- 個体値・努力値が廃止!厳選と育成が不要になる新システム「VP」とトレーニングとは?|とりケツ (同上、個体値廃止についての補足)
- メガガブリアスZの弱点・技・種族値・入手方法|ポケモン徹底攻略 (相手メガガブリアスZの種族値・弱点)
- 【ポケモンチャンピオンズ】メガガブリアスZの育成論と対策|ゲームウィズ (メガガブリアスZの対策情報)


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